【農作業 短期 バイト】京都 和束町 お茶摘みバイトの記録を書く
どうも、イズです。
さて、今回は京都の和束町でのお茶摘みのバイトのことを書いていきます。前々から一度は行ってみたいと思っていました。2024はリフォームの費用がどうしてももう少し必要で、そのために働く期間を延ばしました。
急斜面なら愛媛のミカンアルバイトに勝るものはないって思っていましたが・・・
そのうえがありました
すごく急な斜面でも日本の軽トラのすごさやいっぱいのお茶の向こうの苦労があるっていうことをできるだけ伝わるように書いていきたいと思います。
京都の和束町の短期農業住み込みバイトは体力勝負!
さて、まずは和束町のお茶摘みのバイトは住み込みになります。なのでこちらに目を通しておくとイメージしやすいかと思います。
石寺地区の有名店 DANDANカフェは抹茶パフェがおすすめ!
の三つを読んでおいてください。
では書いていきます。
まず基本的な時間は行った先の農家さんごとに違います。今回行ったところの時間割は
7:30~16:30です。シェアハウスからはおおよそ10分くらいかかります。通勤用にエブリーを貸してもらえました。
天気が悪いときは朝にラインが来て仕事が始まる時間の変更を教えてくれます。今年は雨が多かったので結構変更の連絡は多かったかも知れません。こればっかりはその年によりけりなんで仕方なしです。
仕事で登るお茶畑と作業
4月中旬~7月の初旬、惜しくは中旬までにかけてが期間になります。
俺が働いた2024年は暖冬のために茶葉の発育が例年よりも早く、葉が大きく育ってしまったために「玉露」という最高級の位のお茶が今年お世話になった農家さんの畑からは取れず、「碾茶」てんちゃ(字が違ったごめん)という種類のお茶を主に出した年でした。
実はお茶の葉の煎り方次第で麦茶にも緑茶にもなるんだそうです。
これはカルチャーショックでした。玉露なら玉露の茶葉をつける品種の木があるって思っていましたからね。
大きく育ったお茶の葉っぱを収穫するという年でした。例年よりも葉が大きいので茶袋もかなりパンパンになっていて、サンドバッグかと思うくらいに大きく重たかったです。この写真をを取り忘れたのが痛かったですけど、そんな写真を撮ってる余力がありませんでした・・・
お茶畑は山の斜面に広がっており、上りも急です。
JAFが来れないくらいに険しいところですのでうかつに軽トラを道から片輪落としたり脱輪したりできません。
写真はその日に茶葉を刈り取る畑の近くの駐車スペースに軽トラを停めた時の写真ですけど片輪が浮いてます。そのほか畑間を移動するときも道の際が生えてきた草で見えないなどの危険な箇所があるので軽トラの運転を任されたときは気を付けて下さい。なんか道路のコンクリが割れて落ちてしまい、それで脱輪したっていうこともありました。
そして4月中の作業としてはかぶせという黒か白のシートをお茶の木にかぶせて日光を遮るという作業になります。
日光を浴びすぎてもお茶がおいしくなることがなく、渋くなりすぎてまずいお茶になるそうです。
この作業を碾茶にするお茶の木にひたすらにかぶせていきます。その年によってどの種類のお茶の葉が高く売れるかが変わるので、これもその年次第と思います。
そしてこのかぶせは期間があります。
基本は14日で碾茶は収穫ができるということになっているようです。和紅茶、碾茶、玉露などお茶の葉の種類がありますがその種類によってかぶせをしておく期間が違います。
今回は茶葉が大きく育ちすぎてしまい、玉露が収穫できずでした。そして碾茶の価格が高騰していたということもあり農家さんは碾茶の出荷に絞っていたようです。ミカンも指数という数字があり、ミカンの初物や需要に対して供給が間に合ったときは値段が落ちます。値が上がってくるまで倉庫で寝かせて出荷をするということをしていますので、値段のいいお茶の種類茶葉を工場に出すということはどこの農家さんもにているのかな?と思いました。2024年に限っては碾茶という種類のお茶が高く海外から買われているということを聞きました。
毎年の需要と茶葉の発育で決めていくということなので結構シビアな世界と感じました。
どこの農家さんもこんな感じでかぶせをしています。
このお茶狩りの仕事の特徴として畑の位置と名前を覚えるということを大事です。それと軽トラで狭く、バンパーが地面に当たるくらいに急な坂を上っていくということをするくらいものすごく急な斜面でお茶の木を育てています。もちろん肥料だって水だってまきますよ。それを通年やっていると思うとすごいとしか言えませんよね。
お茶の茶葉を刈り終えると終わると思っていたんですけど実は違いました(-_-;)
お茶の木の手入れという作業も入ってきます。二人一組でお茶狩り機を持って写真のように木を茶色くしていきます。深狩り、中狩りという作業で、お茶の収穫と収穫するお茶の葉は木の本の3センチくらいのところを切っていきます。ほんとに新緑の柔らかい葉っぱしか出荷できず、木の横に出ている葉は色が濃くて実は出荷できないんです。色が濃いと渋い、そしてまずいらしくほんとにお茶の木のてっぺんらへんの柔らかい新緑?というくらいに鮮やかな色のお茶の葉っぱしかお茶にならないんです。
だから収穫といっても取れる量がほかの作物に比べて取れる量が少ないし、お茶を収穫してしまったら早く製品にしないといけません。変色してしまうから。
ほんとにお茶ってスピード勝負なんですよね。
写真は収穫予定の場所のお茶の木の葉です。
日光が強く少し茶色く焼けてしまっていますが、この部分しか収穫できません。お茶はほんとに貴重ですね。そしてデリケートな作物です。
畑から見上げる空が高い。
そして農業女子の装備品(笑)
原チャにレイキ(笑)
これは中狩りとか深狩りで木の上に残った枝を落とすためにもっていきます。その枝が残っているとそこから新しいお茶の葉が出てこなくて収穫量が減るからなんですね。
ストックしてある軽トラの廃タイヤを写真で撮りました。
軽トラのタイヤがここまで減ったのを見たことがないです。これがゆえにお茶ってホントに苦労して集荷宇してるんですよね。正直きつかった・・・5年もリピーターできていたアルバイトの人がいたって聞いたけどその人がほんとにすごいと思った。
仕事は収穫→木の手入れが終わったら終了です。
特にこの中狩りがほんとにきつかった・・・
今回もヘタレながらこんな俺を使ってくれた農家さんに感謝です😢
このおかげで家のリフォームも進みました。来年からはまだ未定ですが、また行く機会があれば行こうかなって思います!
昼休憩の時に取れたてのお茶を出してくれて、これがまた味が違うんですよ!!!
畑事、茶葉の種類ごと、二番茶、三番茶など出し方、いり方によってほんとに味が違うんです。二番煎じってパクリというような漠然な意味でしか思っていませんでした実は五番煎じまでお茶って出せるんです。そのことを知ったのもここへ来たからなんです。
おいしすぎてがぶ飲みしてました(笑)
それとお茶の向こうには命がけの農家さんの苦労があるんですよ
農家さんが無事でよかった(;^_^A
一杯のお茶の苦労の奥には命がけのお茶農家さんの姿があります。機械で収穫するところもありますが基本はお茶狩り機で二人一組での作業です。
清涼飲料水が普及している今はお茶って60円とか安い値段で飲めますが、決して安いわけではないんですよね。
今回お茶のバイトに来て壮絶な裏側を知りました・・
だからお茶は大切に飲みましょう!!!!!
というのが京都、和束町のお茶狩りのバイトで思ったことでした!