地方へ移住するときの悩み・・・ただ住むだけでは嫌な理由と移住者が何を田舎へ求めるのか?
さてさて、ただ今大分の友達のところにて居候中!僕の鳥取移住への命綱!僕のジムニーちゃんが手に入れるためにここにいて、名義変更のハードルをさげて無事を手にい入れれそうです!ただ今任意保険の手続き中!な島田です!
最近はワーホリ時代の記事を見てくれた人だったり、これから鳥取やほかの地方への移住を考えている人がポツポツメッセージで問合せをしてくれます。結構見てくれている人もいるんだなって思うことが多い今日この頃・・・こういったことがあるとブログってやってていいなって思います。あとは実際に僕が目指すことを書いてそこへ向かってこのブログを通して僕の背中を記録することで今後オーストラリアへワーホリに行く人やこれから鳥取に移住や地方への移住を考えてる人、迷っている人への何かしらの参考になったらいいと思っています。
今回は移住をするということに関しての悩みってなに?っていう部分を僕の経験とメッセージをくれた方の悩みの中から抽出して書いてみようと思っています。おそらく僕と同じような悩みは持っている人は多いと思っています。20代から30代前半位の方は共感してもらえるかと思います。
ではいってみましょう!
◆移住は別にすれば出来る・・・・それでは嫌・・・・
一応岩美町への移住を最初は試みていましたが今は日南町に農業研修生として採用が決定し、今月の30日に移住定住促進住宅への入居が決定しています。なので2年という縛りはあります。その中で農業をやっていくだけの地力をつけるということが今のミッションとしてあります。
これのメリットとしては
・雇われるのが嫌だったからそのチャンスが欲しかった
・農業をするためのハードが地方にはいっぱいある
・地方は仕事こそないけど収入源を作ることができる可能性がいっぱいある素材が多い
という点です。かつて林業と農業とで迷って林業研修では林業を体験しました。伐木、枝打ち、フォワーダ、ハーベストなどの機械の運転体験。切った木をセリに出すために一時保管する土場へ行ったりしました。しかし雇われないということを実現するには「自伐型林業」という複業のスタイルがありますが個人的にやっていけるという見込みを立てるということができませんでした。助成金に依存しすぎている業界で、肝心の原木単価が上がらないなら意味がないという僕の持論です。
結構端折った部分がありますが、これらの経験を踏まえた上で農業に決めました。それというのは自分のあり方で「雇われるのが嫌」ということを優先した結果、農業というものを選びました。
全くのど素人から農家として独立ということを実現するためには僕自身の中にないものが多すぎて困っていた僕は自分の問題点として以下のことを上げます。
・農業の知識が全くない
・土地がない
・お金がない
・農耕器具一式がない
・もちろん教えてくれる人もいない
ということが本当にネックでした。
じゃぁこれらを解決できtる可能性がある選択肢として何があるか?っと考えた結果「地域おこし協力隊」(旧田舎で働き隊)という制度でした。そして僕が過去、自分が住みたいと思える土地を探しに昨年行き、見つけたのが鳥取です。
ただ「住むということ」だけではどこにでも住めるし、やればできます。
辞表を出し⇒退職する⇒引越しをする⇒転出届を出し⇒その土地の役場に転入する
ということをすれば移住自体はできます。でもそれだけでできるものじゃないでしょ?
僕が求めるものとしては
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古民家に住むこと
通勤しないこと(玄関開けたら仕事場のレベル)
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ということです。要するに地方に移り住んでも東京での生活のように通勤に2時間半とかかけて仕事しに行くのははっきり言って意味がないですからね。だとしたら最低の労働賃金が高い土地から、山手線や交通機関が発達しているという土地から、車や物を持たずに暮らせる土地からわざわざ移り住むメリットがないんですよ。
僕が地方へ求めたものはあくまで雇われないという生き方や自分としてのあり方を求めたんです。その結果日南町の農業研修生を選んだんですね
◆やはり車必須!地方のデメリットとしては高くて不便な交通費
最初は海が本当に綺麗な、ロケーション抜群の隠れ名所か!?って思った鳥取県の岩美町。アニメfreeの影響でコスチュームプレイの若い人たちがいか焼きを食べ歩きしているというなかなか珍しい光景でした。この街の風景がアニメの中でまるまる使われているのでその風景の中で写真撮影するというアニメ聖地巡礼というツアーが流行っています。
アニメがどうのこうのではなく純粋に「あ、ここに住みたい!」って思った土地なんです。駅が遠いわけではない、海までが近く、鳥取市までたったくるまで30分というロケーションです。しかも医療も充実していてちゃんと小児科や外来の病院もあり、人口における医師の人数も都心に比べればはるかに多いです。なので人口密度から見た生活環境は抜群にいいです。ただし、生活のコストとして車を持たないなら公共交通機関が本当に高いです(^_^;)
東京らへんでは聞きなれない特急料金でしょうかね。最初車掌さんに特急料金払ってくださいと言われたときは「切符あんのに何なんだ!?」ってかんじでしたからね(笑)一日に3000円を軽く出費してしまえるほど公共交通料金が高いのが現実ですし、ダイヤ自体が東京と比べてしまうとはるかに不便ということです。なんたって岩美に行くのに鳥取からは1時間に一本、時間帯と曜日によってはないという自体すらありますからね。
ということはまず自動的に車を持つということは必須になってきます。最近出てきた人種?「ミニマムにスト」というものを持たないということに美徳を持つ人はまず田舎に住むということはできなでしょう。僕自身も実は車ってストレスです。やはり車検があるし、毎月保険の引き落としはありますから。固定出費が増えるということに対してはかなりストレスフルな部分はあります。
しかし、自分の生活圏を広げるという意味では、地域において仕事をするために必要な手段ということに関しては絶対に必要です。だって車のガソリン代の方が絶対に交通費よりかは安いから。
特に僕が大山のスキー場で働いていたときは米子まで出るのに片道720円でした。日南町への面接に行くには+880円くらいで往復1500円はザラです。結構きつかった出費ですね。おそらくガソリン代に換算したらガス代は1/10で済みますからね。あと時間も電車の待ち時間がないというのも大きなメリットです。
これって都心では真逆でしょ?車は必ず渋滞に捕まるし時間が読めないからあえて公共交通機関を使うんじゃないですか?あとはカーシェアなんてのもあるし、一日数百円で車に乗れるしレンタルならベンツだって乗れそう・・・こういった感覚で地方へ行くとえらい目にあってしまうのでここらへんを適応できるかどうかによって移住してもやっていけるかどうかが別れます。
車を持つという事への抵抗がある人は地方移住は無理です。僕だって意を決して車を買い、意を決して大分から鳥取までスリルドライブしに行きますからね。
ペーパードライバー歴8年強の人間が大分から鳥取までスリルドライブしますけどね(笑)
2回目・・・
◆結局求めるのは通勤時間がない環境ではないですか?移住先で住むところと仕事がセットじゃないないなら移住したくないと思う
一応メッセージでももらったんですが家があってもそこに仕事がなければやだし、仕事あっても家がなかったらいやんですよ。僕が鳥取の岩美を諦めた理由としては、
1 農業ができない。土地を借りるまでが大変だし、僕は稲作をするという気がない(岩美付近はほとんど米の田んぼが広がっていた)
2 結局鳥取へ仕事をしに行くためのベッドタウン的な感じが嫌だった
3 空き家はあるけど顔見知りを優先に貸す傾向がある
という理由です。かつて僕自身も鳥取の田尻港であった「海女研修」や漁業研修に応募したくて問い合わせしたんですが、今はやっていないという回答でした。一番食い下がったのは海女研修ですね。今は男性でも「海士」と書いて「あま」とよむ、素潜りの漁師という職業があります。ウェットスーツが出来てから体脂肪率の低い男性でもできるようになってきたためにこの職業がで来てきたようです。
これが岩美でできれば玄関開けたら仕事場!っていうような理想の環境があったはずなんですが・・・電話で問い合わせした時には岩見は漁が解禁になる時期は5月の中旬くらいから10月いっぱいまで。しかも毎日漁ができるわけではなく、海が荒れていない、かつ雨が降っていないひで潜っても大丈夫な海のコンディションという日に限定されます。それと取れたものもそれほど高く売れるというわけではないのでこれ一本で生計は立てられないということでした。
そして今現在は漁業権が取れず、人を増やすと漁師さんたちの取り分が減ってしまうので募集していないという何とも切実な回答でした・・・
しかも海水温は2度ほど季節から遅れてくるので冷たい海水の中では一日中もグレるというわけでなく、その潜れる時間の中でどれだけの漁獲を確保できるかどうかという職人的な技術を身につけないといけません。ウェットスーツがあるという現代だったとしても冷たい海に潜り続けるのはしんどいです。特に皮下脂肪のない人は体温が奪われるために少ない時間の中で漁獲を確保するという熟練度が必要です。
実際に素潜りをしている龍神荘のオーナーさんはおこずかい程度でしか取れないって言っていましたからね。ただ僕の場合は収入源をいくつでも持てるなら持ったほうがいいという考えなので、あくまで収入源を一本化するということは考えていません。
ただ、仕事のために一時間とか通勤するようになるというのは移住するということに意味がないという価値観です。しかも個人事業主としているためには岩美ではできないという判断をしました。
やはり地方への移住で求めるものっていうのはその人のライフスタイルが実現できるかどうかとそれが実現可能かどうかの素材や材料がその土地にあるのかどうかがポイントと僕は思います。
忙しい都会・・・「心」を「亡くす」という意味で忙しいという意味です。田舎がのんびりししているのはイメージであって実際は違いますが、自分が自分であるために都心から離れるということを僕はします。そこからの逃げといえば逃げです。しかし実際に逃げた先での土地で向き合うべきものとの戦いはあります。
ワーホリでオーストラリアへ逃げたけどオーストラリアでの現実との戦いはあったから。
◆じゃぁ僕が日南町に求めたものや感じた可能性ってなんだよ?
これは最初に言ったとおり、
・雇われるのが嫌だったからそのチャンスが欲しかった
・農業をするためのハードが地方にはいっぱいある
・地方は仕事こそないけど収入源を作ることができる可能性がいっぱいある素材が多い
ということが僕が求めたものというか希望です。
そして地域おこし協力隊の農業研修生を経て二年過ごしたら自分が農家として(今のところトマト農家)生活の基盤を作りながら、シーズなるワークを作っていくことに僕の日南町への希望があったんですね。
自分が自分であるため・・・
これは自分が個人事業主として農家をして、雪が降ったらその季節は作物が作れないので狩猟免許を取って狩りをするもよし、狩りに携わる事業を作る、もしくは除雪のバイトをする、スキー場へ行くという選択肢もあります。かこせどりやアフィリエイト、FXに挫折をした僕にとって一発勝負ではないんです。こけても立てるんですよ。
でも人を殺すとか運転過失致死とかものすごい重罪をしたらある意味社会的に死んでしまいますが。。。。
事業で失敗をする程度なら立ち直れるという選択肢があるし、事業や新しい生業を作れる素材がころがっているんですね。だから日南町だし、農業研修生が独立できているという過去の実績から言っても日南町です。役場の人が研修生が移住していますよという数字を把握しているのは僕が実際に移住のブースで聞かせてもらったここ日南町だけです。あとは任期が終われば帰ってしまうというのがオチです。
農業指導者の方がものすごく熱心で親身であるということも僕の中で決めてです。
ここ日南町だったら、通年を通じて生業を作って生活していけると思うし、シーズンごとに入ってくる不定期的な仕事も合わせれば生活していくということができるとみ込みが立ちます。あとこの不定期的な仕事をメインにするということではなく、これらをプラスアルファにできればもっと生活も面白くなると思います。
まずは僕の日南町での生活は・・・
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1 トマト農家として、生計を立てる。できれば機能野菜のトマトが作りたいけど・・・
2 冬は狩猟免許をとって狩猟のワークショップや革製品の加工をした物、ツアーを組んで複数の収入源を作る
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というような感じです。その他にもまだまだありますけどね( ̄ー ̄)ニヤリ
あとは例え一年、二年で実現できなかったとしても
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1 冬はスキー場に働きに行く
2 除雪のバイトをする
3 研修が終わったら独立できる資金や技術がなかったら農業法人に就職する
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というオプションもあります。あとはお金がないときの選択肢!クラウドで資本金を募ってみるというのも手です。もし集まらなければその事業は需要がないというひとつの指標にもなりますからね。
何はともあれ、農業研修生としての時間が本当に大切になってきます。これから始まる生活は研修が終わった後を意識して動いていかないとえらい目に合いそうですからね。チャンスを掴んで移住したあとも自分が目指すものを実現していきたいです。多分これはその時その時で変わりそうな気がしますけどね・・・
チャンスは一度きりではないから!こけても立てそうな環境が揃っているのは日南町という気がしたからです!
今日はここらへんで・・・
まとめ
移住を考える人の悩みとしては
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1 移住先で住むところと(古民家)仕事を済ませたい
2 移住先から一時間とかかけて通勤したくない・・・
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ということでした。あとはその人の状態によります。
独身かそうでないか
家族があるなら子育ての環境や制度の助成の有無
収入が落とせないということが一番の条件の人
年金で気軽に暮らせるけどロケーションに趣を置くのか、それとも・・・な人
いろいろいます。
今回は僕のように複数の生業を作りたいという人向けの内容です。
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そのほか、鳥取移住までの記事はこちら⇒鳥取移住編目次
僕のワーホリ時代のまとめ記事はこちら⇒ワーホリ記目次