【山奥ニート本を読むin西多摩】多摩の山奥シェアハウス、ひのはうすにも山奥ニート本が届いたからよんで見た。生きにくさの本質を考察してみた
どうも、イズです。
前回ドキュメンタリーの動画を作っている成富さんとここひのはうすで偶然お会いすることができ、山奥ニートの前後編の動画を見ました。そしてその時にちらっと本を書いているシーンがあったのですが、ようやくその本が書き上がり発売になりましたね!
そしてここひのはうすのオーナーまつけんさんも今年のニートの日にいき、成富さんと二次会であっています。その縁あってかここ、ひのはうすにも山奥ニートの本があります。まつけんさんが文庫として買ってくれたようです。
ようやく発売になりましたね、山奥ニートの本が!結構ニート界隈では読まれているある種のバイブルかもしれません。この考え方こそがなんとなく生きにくさを抱えてる人たちのためのサプリメントになってくれると思っていますし、結構真理に近いような名言的なことも書かれていたのでつらつら読んだ感想と、僕がなんとなく感じたことを添えて書いていきます
本を開いて冒頭の文章に目が釘付けになった「日本は働きすぎなければいい国である」
まさにその通りですね。これって日本で働く日本人誰もが思っているのではないでしょうか?
始業時間は死んでも守れ、終業時刻?定時退勤?
はぁ?(゚Д゚≡゚Д゚)?
っていうのが会社で働く人たちの本音といってもいいでしょう(笑)
特に僕は介護をしていたから始業時間と就業はまもられていましたが、休日にかかってくる電話には必ずでなければならず、これが苦痛でした。
代表的なのは、新卒で入った介護大手のオープニングの施設でした。夜勤が長く、16:30~翌朝九時までの朝礼で引き継ぎして帰宅でした
もちろん形式的に休みはあっても実際に利用者の人からナースコールが来れば飛んでいかないといけなくて、同時に来たら一人しかいない介護員がどうもこうもならないっていうかんじです。じっさいにあったしね。
そしてトドメに、夜勤が終わり朝九時に朝礼と引き継ぎを終わらせて帰宅して寝に入った時、12にくらいに、
「今日遅番は入れる?」
という無常の電話・・・
つい3時間前まで17時間くらいはたらいてただろうがヽ(`Д´)ノ・・・
という無情な電話でたたき起こされて遅番に行くという非常さ。三ヶ月後にこの会社は最高裁の第一審で負けて解体になり、僕が辞める月に8人同時にやめたという社会の一歩目はトラウマになったという伝説の介護会社です(笑)
その後スキー場バイトや日雇い、ガードマンを経てもう一度グループホームに戻りましたが、結局ノイローゼになって続かず、夜勤明けで寝ていた時に電話がかかってきて(遅番頼めるかの)その電話を取りませんでした
翌日事業所に行くと怒られました。
後不公平なのはシフト手当もないのに独身で彼女もいないということで必ず大晦日と元旦は夜勤に入るの俺だったし、その不公平感がいやでした。同じ給料でも結婚してパート感覚で入ってるおばちゃんの方が重宝されるのがおかしい。家庭があるという理由で祝日とかの夜勤は自分が入るのならシフト手当はないとやってらんないと思う
そいう疑問から季節の仕事と自分で収入源を作るというスタンスで終身雇用されるということをしていない。
出戻りオッケイでいつでもやめれる、もしくは必ず季節的な理由で雇用が一定の期間で終わるという仕事だけをやるという事をポリシーとしてます。新卒で入った会社や仕事は3年で辞めるとか割り切って行く人いるけど辞める前提で始めることとか仕事って3時間くらいでやめたくなってしまうのが自分の性格ということをようやく分かり始めている。
あれ?山奥ニート本の感想のはずが俺の愚痴になってきてるから話を戻しますが、
「働きすぎなければにほんはいい国」
これは冒頭から噛まされた金言だと思う。
実際にはちゃんと労働契約書の時間通りであれば働くよっていう人ってごまんといますよ。合ってないようなもののなのに強制力がなんでかしらないけどはっきされる労働条件通知書のないよう。話が違うから働く方も嫌なだけなんだよなーなんて思いました。
この本の名言2 競争相手と管理者が山奥にはいない。
僕も過去和歌山の共生舎へ入いったことがあります
今はブログに書きたいと思ったことを書くために要点だけを抜き出してるから多少ほんの内容の順番からは外れます。
競争相手と管理者がいないこと。これって重要だなと思います
競争相手という同期がいるとそれを管理している人はその人たちを競争させて煽ってきます。それが嫌いです、僕は。
過去に派遣のコーディネーターと職場への面接を市に行ったことが有り、そこには俺を含め、数人の応募者がいた。確かライン作業だった気がする。
あらかじめ僕は質問を紙に書いて順に質問を最初にしてしまった。正直これって効率いいと思いますよ?だって職場の見学が終わってからソッコーで質問したし、相手を押しやってはなしをしたわけでもない。
「質問される方がいないなら、まとめてきた質問があるので最初に私がしてしまっていいですか?」
って断ったからね。だって「質問ありますか?」って聞かれて答えない人たちが悪いじゃん。
最後にこのコーディーネーターが言ったこと、
「あんまり質問が出ないということはこのお仕事に興味がないということになりますが?」
ってイラつき顔で言われたことにイラッときた。
もうあらかじめ聞きたいことを聞いたからもういいんだよ、俺は。それでもどれほど無限の質問を求めてきてるのかわからない。むしろ質問をするのになんで無理くり聞きたいことをひねり出さないといけないのか。あの時のコーディネーターがムカつく。未だに。
あと音楽イベントのステージの設営という日雇いしてた時には、あいつはモノ持ってきたり動いてるけどお前はなにやってん?みたいなことも言われたこともある
競争相手と管理者がいると常に比べられて、ほんとにゴールのないフルマラソンを全力疾走で走らされているという感覚になってしまう。管理者に管理されると人が壊れるんだと感じる。
矯正舎に行った時の時間の流れがからが僕は好きです。午前中が結構長く感じるくらい、8時に起きてもゆっくりしていられる。ここにいた時くらいしか熟睡を出来てないですね、未だに。空気が澄んでて、矯正舎内の穏やかさも印象にまだ残っています。
管理者と競争相手がいるどうしてもそこからこぼれたり、途中で休みたくなる人だっている。でもそれが許されない。
よく学生時代、大学を出ても「いやー、忙しいからまた今度」っていう断り文句をよく言う人たちがいた。今になって思うけど、みんな忙しいって言うから、暇じゃいけないのかもしれないって思った時期があった。忙しいとか、スキマ時間までカツカツであることが社会人としての美徳っていう風潮があったと思う。だから自分も忙しくしないと!!とかいってむりくりすケージュールを埋めたり、バイトはしたくなかったからボランティアに行ったりしていた
でも忙しいという字の意味として
「息狭く(いきせく)」が語源だそうで、 「息狭く 」は「気が激しく動くさま」を意味する言葉で、心を亡くすという意味があり、その本質は
自分自らではなく、他人や自分の外部の影響や何らかの自分の外部のなにかからの働きかけによって自分の心を忘れさせられてしまうということを意味している。
自分の在り方を失い続けること
これが世間の美徳になってしまっているっていうのが僕の感想です。
だから仕事をなくしたときにどうしようとか、定年で引退したら居場所がない、どうしたらいいのかわからないっていう人が出てきても仕方ないと思います。いつの間にやら、その状態が自分のあり方として刷り込まれてしまっていたから・・・
あとは余暇<仕事っていう感じの世間です。仕事していないでフラフラしていると何もしてないなら働けということは多々あった。でも自分の時間を何に割くかは自分が決めていい。他人の判断軸で、仕事よりも寝てたかったらねてればいいし。不必要な仕事だってしなくていいと思う。でも仕事しないでフラフラしてるのは悪徳っていうのが世間の目だ。
竹原ピストルというアーティストがいるのだけれども、野狐禅というバンドを北海道で組んでその後解散して今に至る。大学の時はリアルタイムでそのバンドの曲を漁っていた。今でも好きなアーティストです
この人の曲の中に「みんなやってるか?」という曲がありこのような歌詞があります
行くあてもないのに出かけなきゃって
約束もないのに急がなきゃって
歩き続けるために歩き続ける
ながったらしいエンドロールを恐れながら
なんもやってねぇでやってらんねぇだろ?×2
やってらんねぇのはなんもやってねぇからだろ?
竹原ピストル みんなやってるか? より
「やってること」っていうのは「自分」をやってるかって勝手に思ってます。
この曲を書いた本人の意図とは全く違うと思いますが、僕がこう言う解釈を勝手にして元気がないときにはかなりやばい顔で聞いてます(○゚д゚)ャバィカモ・・・
金言その3 山奥のじいさんや婆さんは僕が的外れなことを言ってもサッカー部の友達のようにいじってこない。話題が共通とかじゃないとハブられたりするからね
これって結構経験ある人は多いと思います。
同じテレビの話
バラエティー
お笑い芸人
社会人で言えばビジネスマンは産経新聞を読めとかかな?
話題を共有できないから何なんだっていうことですね。確かにあなたと同じ話題がないだけでいじられたりすのかもわからないし、常日頃、他人の話題のために学校が終わったあとの放課後も誰かのために見たくもないテレビや番組を見るというのはその時点で自分を殺していないか?って思います。
自分の好きなことやみたいこと、やってたいことをやればいいのでは?
その上で、自分と同じような人がいればそこでたむろしたり、副数人集まればコミュニティーをつくったっていいでしょ。
別に話題が合わないからといって何かしら言われるということはおかしいよね
金言4 「じゃぁ、お母さんがここに住めばいいのでは?」(ヨタローさんの名言)
まさに真理ですね(笑)
たしか親御さんがきて山奥ニートさんを呼ぶところの話。話は自分の息子が10年引きこもっててどうしたらいいのかわからないし息子がどうしたいのかも分からないっていうことを山奥ニートの新井さんに真剣にいってて、助けを求めてゲームをやっていたヨタローさんにふったら出た一言。
正直言ってこの人の家庭の中は全くわかりません。
ただ僕がなんとなく思うのは
「あなたこれからどうするの?」とか「どうしたいの?」みたいな面接官のような会話をこのお母さんがしているのではないかという僕のすいそくです。これって絶対に最良の返答は沈黙ですね。
だって何かしらの宣誓のようなものでそれに少しでも違うとそれをしないといけなくなってしまうから。
僕の経験談で言うと、新卒で入った会社を辞めるといった時に、エリアの統括マネージャーが新卒のメンバーを引き止めに来た。
僕も引き止められたが、その時に、入社時に送った履歴書をみせられて「心変わりしてしまったのでしょうか?」なんていやらしいことを言われまだ覚えてる(笑)
給料未払や交通費の未払をしていて、僕がそのことを毎月六本木ヒルズの本社に聞いてたんだよね。そんで5月の待つくらいにしつこく電話したら
「その未払分夜勤は言ったら稼げるよ」
っていわれて俺が切れて電話を思いっきり叩きつけて、そのあとに
「ホーム長、おれやめるわ」
って言ったことがあった。(電話は壊れたのか、ぎりぎり壊れたのか覚えてない(笑))
人の変化の余地を奪ってそこに縛り付けるって嫌だよね
ちょっと文章が長くなったから金言をもう一度
「じゃぁ、お母さんがここに住めばいいのでは?」(ヨタローさんの名言)
まさにこれは俺個人的に真理です。
ヨタローさんがどういう糸で言ったのかはわからない。でも直感的に言い放ったことだとしたら、これがおそらくこのお母さんの家庭の問題、特に10年引きこもっている息子がどうこうが解決すると俺は見た!!
なんでかというと単純にお母さんがプレッシャーだから引きこもってるって思う。
だからお母さんがこの息子さんから離れれば、息子さんはおそらく元気になってひきこもらなくなるとおもいます (笑)
この話の後日談で、山奥ニートの新井さんがいったこと、ニートの息子が増えるとか、家事をやってくれる人が出来て良かったのにとか、なかなか黒いことをいってんなっていうのが受けた(((o(*゚▽゚*)o)))
金言5 ~じゃない組織
ここら辺も刺さりました。
確かに周りから見れば、わからない人たちってやですし、何かとつつきたくなりますよね。でもそれってつついてる人たちからすると、つついてる人たちのものさしで測れるように測ってるってだけです。僕から言わせれば。そのも差出測れないものがないというくらい万能なものさしを持ってる人なんていやしない。
要はその人のそれまでの経験とか知識とかで測れないと何かとはじかれるってだけなんだろうね。だからそれが強ければその人たちがわかるように親切丁寧な説明をしないといけない。わかるかどうかもわかんないのに危機さえすればあわかるとあっちは思っているから。田舎に移住したとき僕もそんなことがありました。
四国に行った時に自殺を防止する活動をしていたお坊さんも同じことを言っています。
家族よりも擬似家族のほうがいいって。
家族じゃない家族は何かと希薄かもしれないけどそれなりの距離をおいてるからある意味優しいのかもしれません。矯正舎に泊まった時、このあまり踏み込まない優しさを共通して持ってる人が集まってるのではないかって感じました。
金言6 ニートが油を売っていきてたら笑える
最後の方に矯正舎のある集落に物品を販売できる販売所ができたという話がある。そこはたしか加工場って書いてあったかな?そこでみんな何かしらものを売って現金収入がもらえるという場所でもある。
そこでラー油を作って売るみたいな話があった。
油を売るという事の語源は、髪の毛に塗る油をうっていた女性の商人が、油を売る際に長話をしているという様を言われた表現だそうだ。別にサボってつわけではない
当時の髪用の油は粘度が高く、すくって移すまでに油をこぼさぬよう糸状にこぼれる油がきれるまでに相当な時間がかかってしまい、その油がきれるまでの間にお客さんと世間話をしていたという。決してサボっているわけではないんですね
なんで山奥ラー油・・・通販でかってみたいですね。
あんまり作らなそうだからアマゾンとかでプレ値になってたら面白そう。
最後に金言 プライドがないのがプライド/世界がニートなら戦争は起きない
これって最強じゃないかと思います。
よくプライドの高い人ほどプライドを捨てられるという。それを体現していると思います。
あと、年々地元の専門の技術を持った人がお亡くなりになられるということはその技術が失われていくということも書かれていました。ほんとにそれは惜しいですよね。
でも師弟関係でないからこそ、一子相伝とかなんか厳しそうなイメージではなく、緩くそれなりに受け継いでいくみたいなのも素敵だなと思います。
山奥ニートさんの雰囲気ってマインドフルネスな感じでいいなと思う。まぁ実際はわからないけど
世界がニートなら正直戦争だって地球温暖化すら止められるって思う・・・
こんな感じで山奥ニート本の感想でした!
「矯正舎」ってのはひどい間違いようだな・・・
矯正されたから熟睡できたのか・・・
いやあながち「矯正」でも間違ってないのかな?
本来あるべき姿に矯正してくれる場所・・・矯正舎
>(電話は壊れたのか、ぎりぎり壊れたのか覚えてない(笑))
・・ん?電話は結局『壊れた』ってこと?